出張記録:神戸編 デジタルサイネージ 構築・構成編

寒い日が続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

自分は風邪を引きその上急にお腹が痛くなるという謎の症状に涙させられました。

さて先日出張の記事の続きとして、

今回の記事では、現在神戸市立医療センター中央市民病院様にて運用いただいています、デジタルサイネージの構成方法をご紹介します。

弊社ではサイト製作・紙媒体等の製作以外にも、デジタルサイネージなどの導入実績がありますが、この神戸市立医療センター中央市民病院様の案件はその中でもかなり一般の方にご利用されている商材です。実際メンテナンス業務時に利用者様の数をカウントしてみますと、かなりの方が使っていただいている事もあり大変ありがたいことです。

ちなみに弊社ではiPadなどによる小規模のデジタルサイネージシステムを構築することも可能です。ご質問いただければ、最適なプランをご提案させていただきます。

 

さて話を戻し・・・

 

マシン構成に関して

まずネットワーク環境に関しては、複数台のクライアント端末を用いている為、ローカルネットワーク内にサーバーを1台準備し、各クライアントがサーバーに常にアクセルするという方式を基本ベースにタッチパネル等を使いコンテンツを運用しています。

ソフトウェアに関しては

  1. タッチパネル専用ブラウザー 東京特殊電線社製 タッチパネルブラウザTouch Web 
  2. OS環境制御 RETURNIL http://www.returnil.jp/
  3. レジストリー 起動アプリケーション制御

の三つを組み合わせ、

  • 設定を変更できない
  • タッチパネル専用ブラウザー以外起動させない
  • 万が一、設定の変更が行われても、OSを再起動することで、特定の箇所までロールバックする

上記を実現しています。

OSの環境の保存に今回 RETURNIL を使っていますが、このソフトがOSの再起動時にセーブポイントに強制的に戻してくれるので、万が一なにか設定を変更されても安心です。

判りやすくいうと ネットカフェ等にある端末に良く入っている再起動時に環境を整えるようなソフトです。

 

また起動アプリケーションの制御をレジストリーで行っています。このことで不要なアプリケーションが立ち上がらないので、変な設定変更等もされないというわけです。

レジストリーの変更に関しては

グループ・ポリシー・エディタを起動し

ユーザーの構成 > 管理用テンプレート > 指定されたWindowsアプリケーションだけを実行する

設定を有効化し オプションの許可するアプリケーションの一覧の表示ボタン内に表示されるリストに起動を許可するアプリケーションだけを書き込めば完了です。

これでかなりセキュリティー対策等も可能です。

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次回は コンテンツの中身に関して書かせていただきます。

 

 

 

デジタルサイネージ

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
 

デジタル・サイネージ: Digital Signage=電子看板)とは、表示と通信にデジタル技術を活用して平面ディスプレイやプロジェクタなどによって映像や情報を表示する広告媒体である。

デジタル通信で表示内容をいつでも受信が可能で、内蔵記憶装置に多数の表示情報を保持することで必要ならば秒単位で表示内容を切り替えたり動画表示を行うなど、多様な映像広告を展開することができる。