いろいろなWebマーケティング用語

こんにちは、中野です。
あっという間に2月も終わりですね。今月は節分やバレンタインといった毎年のイベントのみではなく、都内でも雪が降り積もるなどちょっと珍しいイベントもありました。
自身はインタビュー撮影に同行したり、病院様とのお打ち合せに出席したりと、ディレクターとしての業務を経験させていただく機会が多い一ヶ月だった印象があります。現場での立ち回り方や先方へのご提案の仕方など、先輩から学ばせていただくことも多く、自分も頑張らないとな…と思う日々です。また、特にここ数日間は新規案件の提案書作成に専念しており、業務を通して弊社の取り組みやWeb制作に関する知識を得る良い機会となっています。

Webマーケティングについて

さて、提案書に記載する内容は案件によってさまざまですが、今作成しているものでは、
弊社が行っている「Webマーケティング」について触れています。一般的にWebマーケティングとは、インターネットを活用して製品やサービスを宣伝し、顧客との関係を構築することで、売り上げやブランド認知を向上させるためのマーケティング手法のことを指します。もう少し噛み砕いて説明すると、Webサイトやソーシャルメディア、電子メール、検索エンジン等のオンライン上のプラットフォームを使って、情報や価値を発信することでユーザーの関心を引き、購買や認知の向上を目指す…といった感じですね。

知名度やブランドの訴求はどの業界でも共通していますが、弊社の場合は主なクライアント様が病院・クリニックですので、購買というよりかは増患・集患がゴールとなるケースが多いです。また、採用関係のWebサイト制作の場合は、採用応募者増加や優秀な人材を獲得したい…というケースも多く見受けられます。インターネットビジネスにおいて、Webサイトを作成する段階で集客マーケティング戦術を組み込むことが推奨されます。

Webマーケティングの用語について

Webマーケティングの手法はさまざまなものがあります。たとえば、弊社ブログ内でも何回か触れている「SEO対策」というワードは聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?

改めて説明すると、SEO(Search Engine Optimization)とは「検索エンジン最適化」の略称です。インターネットで情報を探す時に使われる検索エンジン(GoogleやYahooなど)で自分のWebサイトやコンテンツが上位に表示されるように行う取り組みのことを指し、具体的な手段としては

 
1. キーワードの選定
検索エンジンで人々がよく検索するキーワードやフレーズを調査し、それらのキーワードをウェブサイトのコンテンツに組み込みます。

2. コンテンツの最適化
Webページのタイトル、見出し、本文などをキーワードに合わせて最適化します。その際コンテンツの質や情報量、読みやすさも考慮する必要があります。

3. 内部リンクの構築
検索エンジンがサイトの構造を理解しやすくなるように、Webサイト内の異なるページ同士をリンクさせます。

4. 外部リンクの獲得
他のWebサイトからのリンク(バックリンク)を獲得することで、Webサイトの信頼性や権威性が向上し、検索エンジンからの高評価につながります。

5. レスポンシブルな設計
Webサイトを多種多様なデバイスでも使いやすいように設計します。

 
大まかではありますがこのような取り組みが挙げられます。ユーザーは検索エンジンを利用してさまざまな情報を探しますが、その大半が検索結果の1~2ページまでしか閲覧しません。数千件、数万件の競合の中からユーザーに選択されるために、SEO対策をしっかりと行うべきというわけです。

SEOはワードとして比較的身近かつ有名な部類に入るのではないかと思いますが、Webマーケティング用語の中にはSEOとちょっと似た雰囲気を持つ、英語3文字で略されるものがそこそこあります。たとえばSEM・LPO・CRO・EPO・MEO………など。
私自身、最近その意味を理解したものもありますので、復習の意味も込めていくつかご紹介したいと思います!

SEMとは

SEM(Search Engine Marketing)は、検索エンジンマーケティングの略称です。検索エンジンを利用した広告を通じて、Webサイトの見込み客や顧客を獲得するマーケティング手法のことをいいます。具体的にSEMでは主に以下の手法が使われます。

 
1. 検索連動型広告(PPC広告)
検索エンジンの検索結果ページに表示される広告を利用します。広告主は特定のキーワードに関連する検索クエリ(※検索ボックスに入力されるキーワードやフレーズ)で広告が表示されるように設定し、クリックされるごとに料金を支払います。

2. キーワードターゲティング
SEMでは特定のキーワードやフレーズに基づいて広告を配信します。これにより、特定の検索クエリに関連したユーザーに広告を表示することができます。

3. 地理的ターゲティング
製品やサービスを提供する地域に基づいて、広告やマーケティング活動を調整する手法です。広告を特定の地理的領域に表示することで、その地域の顧客に的確にアプローチすることができます。

4. リターゲティング
Webサイトを訪れたユーザーに対して、後日そのサイトや関連する広告を再度表示する手法です。リターゲティングを用いることで、見込み客との接触機会を増やすことができます。

 
最近ではGoogleのAdWordsやBing Adsなど、検索連動型広告を用いたSEMが主流となっています。前述したSEOを用いることで、検索エンジンで上位表示することは可能ですが、検索アルゴリズムに大きく左右されるため不確定要素も存在します。一方、検索連動型広告を用いたSEMでは、予算さえあれば確実に広告が掲載されるため、キーワードの選定次第でターゲットを絞り込んだ集客も期待できるのです。

LPOとは

LPO(Landing Page Optimization)とは「ランディングページ最適化」を指します。
そもそもLP=ランディングページに関しては諸説あるのですが、広義では「Webサイトの中でユーザーが最初に閲覧したページ」を指します。たとえば検索エンジンからとある企業のWebサイトに飛んだ際、開いたページがトップページの場合はトップページがLP、実績紹介ページの場合は実績紹介ページがLPになります。

一方狭義では、ユーザーが特定の目的やアクションを実行することを促すために設計されたページのことを指します。たとえば、商品購入や資料請求を促進するための特設サイトなどが挙げられ、たいていの場合は縦長の1ページで完結するようなものが多く見受けられます。

一般的にLPOで用いられるのは狭義の方であり、ランディングページを効果的に最適化し、ユーザーが望ましい行動を起こしやすくすることを目指します。具体的な手法としては

 
1. コンテンツの最適化
ランディングページ内の(広告)コピー、画像、ビデオなどのコンテンツを最適化し、ユーザーの関心を引きつけます。

2. コール・トゥ・アクションの設計
ユーザーに望ましい行動を起こさせるための明確なコール・トゥ・アクション(CTA)を設計し、配置します。

3. レイアウトとデザインの最適化
ランディングページのレイアウトやデザインを改善し、ユーザーが目的の情報やCTAに容易にアクセスできるようにします。

4. A/Bテスト
異なるバージョンのランディングページ作成し、ユーザーに対してランダムに表示することで、どちらがより効果的か比較します。このテストをおこなうことで、実際のユーザーの行動に準じた判断ができます。

5. フォームの最適化
フォームの長さや項目の数など、設計を最適化してユーザーの入力を促進します。

 
LPOを行うことで、コンバージョン(制約)率の向上やWebサイト目標達成に近づくことができるというわけです。

 

まとめ

さて、今回はWebマーケティングの用語のうち、SEO・SEM・LPOについてご紹介しました。
Webサイトのゴール達成のためにはどれも必要不可欠な手法であり、またそれぞれ個別の存在として分断されているのではなく繋がり合っているため、いずれか一つだけ力を入れれば良い…というわけでは無いことが分かりますね。もちろん弊社でも、お客様のマーケティング活動をサポートするために、日々これらの取り組みをおこなっています。

ここまでお読みいただきありがとうございます!長くなってしまうため、今回は紹介できなかったCRO・EPO・MEOに関しても、いつかの機会でお話できたらと思います。それでは失礼します。