初めてのベースコーディングレポート【中編】

こんにちは!コーダーの小島です。

あっという間に冬になり、今年も終わろうとしていますね。御茶ノ水にもちらほらイルミネーションやクリスマスツリーが出現していて、休憩時間や帰り道に癒されています。

皆さん今年はどんなことがありましたか?私はメディカルデザインに入社し、様々な新しいことに挑戦したとても濃い一年だったなと思います。来年はより成長できるよう精進してまいります!

さて、先月に引き続き今月は私が初めて挑戦した「ベースコーディング」の中で行ったサンプルページのコーディングについてお伝えしていきます。

5.サンプルページを作る②

下層ページ共通で表示されるheaderとfooterが完成したら、サンプルページの中身を作っていきます。サンプルページはあまりクラスをつけすぎずにシンプルな構成かつ、柔軟に作らなくてはいけないのでとても難しいなと感じました。形になればいいというわけではなく、どんな条件でも崩れない、誰が下層ページを作成しても同じ形式になるよう工夫する必要があるということを認識しました。それでは、一つ一つのパーツを作る中で感じたことを書いていきたいと思います!

①キービジュアル

キービジュアルとは下層ページの印象を決める大きな役割を果たしています。キービジュアルがあることにより、サイト全体の統一感が出るなと常々感じております。ページタイトルやパンくずリストがキービジュアルに表示されることも多いので、そのページの顔とも言えるパーツだと思います。

今回私が作成したサイトのキービジュアルはキービジュアルと記事の内容の境目が波状になっていました。トップページも同じようにメインビジュアルが波状に切り取られていたのでとても統一感があって素敵なデザインだと感じました。

この波状の画像ですが、ただ波状のまま書き出すわけではありません。Photoshopから波状のまま書き出すことは簡単なのですが、キービジュアルを更新する際にデザインデータがないと書き出せませんし、何よりとても手間がかかってしまいます。今回も最小限の更新で抑えるためにも、波状のまま画像を書き出すのではなく、背景色に合わせた波状のマスクを作成し、擬似要素で画像に書き出すという方法を取りました。

またそのまま書き出す場合より、スマホやタブレットでの表示に合わせやすいというメリットもあります。今回のキービジュアルの作成を通して色々な立場から考えることが必要なのだと学びました。

 

②アンカーリンク

アンカーリンクはそのページの目次のような役割をしています。ページの内容の先頭に表示され、見出しの多いページの中から目的の内容を見つける道標、まさにアンカー(錨)の役割をしています。

アンカーリンクを作成する際に苦戦したことはどのように折り返すか、ということです。
見出しのテキストが長い場合やアンカーリンクの数が多い場合でもデザインを保っていなくてはいけません。私はつい、デザインの文字数に合わせてコーディングをしてしまいがちなのですが、色々な場合を想像しコーディングするようにしないとどんどんコードが複雑かつ柔軟性に欠けるものとなってしまうことを痛感しました。

矢印のアイコンの位置はテキストが折り返しても不自然な位置になっていないか、文字が途中で折り返されていないかなどたくさん検証することが重要だと感じました。

 

③見出し

弊社では大体、h2、h3、h4、h5、h6と6つの種類の見出しを用意します。

内容に合わせて多様な見出しがあると量産の表現の幅も広がり、ワンパターンではないより充実したサイトになります。このように特別なタグの場合はよりシンプルな作りにすることが重要なのだと感じました。見出しのタグを打ち込んだだけでクラスがなくても同じスタイルが表示されるようなコーディングが必要です。

また、見出しと見出しの間余白を作る際も、より柔軟なコードにしておく必要があります。つい、目の前に表示されているサンプルページのデザインにとらわれてしまい、より正確なデザインになるようピクセル単位を多用してしまうのですが、よりレスポンシブなサイトになるよう適した単位を選べるようになるということが今の課題です。

 

④本文テキスト

本文で使用するテキストのパーツは簡単なようでとても奥が深いと感じました。同じ段落のテキスト同士の行間、違う段落同士の行間、1pxでも違うと見やすさが全く違うことにとても驚きました。実際に量産した際に最も感じた違和感の一つが本文テキストの行間でした。サイトを見た人がストレスなくページを読み進められるよう、簡単に終わらせずここにもこだわることが大切だと認識できました。

また本文テキスト内のリンクのスタイルもつけていきます。どの位置にリンクが表示されても違和感がないようコーディングするのはアンカーリンクと同様にとても難しかったです。ホバーする際のアニメーションの速度など、細かいところにまで気を配ることが洗練されたサイト作りにつながっていくのだと感じました。

⑤テーブル

内容に合わせて適したグラフを表示することができるよう、今回は3つのテーブルのスタイルを用意しました。

一つ目は表がそのまま小さくなるスタイルです。表に入るテキストが少なく表の見出しの数も少ない場合はこのテーブルを使います。とてもシンプルではありますが、このテーブルのスタイルが基準になるのでクラスをつけずに表示したときはこのテーブルが表示されるようにコーディングしました。今までテーブルにスタイルをつけるときはたくさんクラスをつけてしまっていたので最低限のhtmlだけを使ってデザインを再現するのに苦労しました。

2つ目は横の表見出しのないテーブルです。この場合はスマホサイズになったときに縦の表見出しと内容が縦に表示されるようにスタイルをつけました。

3つ目はレスポンシブテーブルです。このテーブルはスマホサイズで表示した時に横にスワイプすると内容が確認できるようにコーディングします。スマホサイズになるとフィルターが表示され、スワイプできることを示す指マークが表示されるようになっています。htmlとcssだけではなくJavaScriptも必要になってくるので他のテーブルのコーディングより少し難易度が高かったです。表現の幅を広げるためにも、もっと勉強してスキルを身につけたいと思います。

 

⑥リスト

弊社では3種類のリストを作ります。通常使用するulリスト、順番のあるリストに使用するolリスト、リンクがある時に使用するリンクリストです。本文テキスト同様にリストは行間によって読みやすさが大きく変わるパーツになっています。また、リストの先頭に表示するアイコンの位置も適切になるようにする工夫が必要なのでたくさん修正をしました。

初めてのベースコーディングレポート中編まとめ

今回はベースコーディングの中でも特に重要なサンプルページの作成についてお伝えさせていただきました!思った以上に書くことが多く、それだけベースコーディングをする中で得た知見の多さを実感しました。たくさんの実績を持つ弊社だからこそ様々なシチュエーションに対応できる柔軟なサイト制作をできているのだなと改めて実感しました。

次回はベースコーディングレポート最終回をお届けしたいと思います!

弊社ではコーディングだけでなく、取材やデザインなども幅広く行っております。
興味をお持ちの方は是非一度ご相談ください。

ご相談はこちらから↓
https://www.medical-design.co.jp/contact/

イラストのあるデザイン

お久しぶりです、デザイナーの田中です。

今月も担当したウェブページのデザインについて紹介したいと思います。デザインの過程でイラスト制作にも携わらせていただいたのでwebページにおけるイラストを取り入れることのメリットも少しだけ載せてみました。

LP(ランディングページ)のデザイン

先月依頼を頂いたお客様から新たにwebページ制作の依頼をしていただきました。

今回は、先月制作したページと同じ階層の新規ページ制作と、今後もページを増やしていきたいとのことだったので、下層ページへの導線となるTOPページの作成依頼です。

どのお仕事もそうですが、会社として継続の依頼を頂き、私自身も引き続きお客様のページデザインの担当をさせていただけると決まったときはとても嬉しいです。

次回もまた依頼していただけるように力が入ります。

 

TOPページの制作

先に下層ページの作成を先月にしているので、雰囲気やパーツを継承しつつ、TOPページということで下層ページより目を引くようなデザインにしました。

今後も下層のコンテンツが増えていく予定のページなので数が増えてもデザインが崩れない長方形のバナーを設置して、下層ページへの移動を促せるようにしています。

 

下層ページの制作

今回の依頼ではイラスト5点の制作もさせていただきました。

実は田中、絵を描くことが好きでプライベートではよく時間をつくって手を動かしているので、仕事でもイラスト制作の機会をいただけて嬉しいです。

 

お客様から頂いた下記2点の情報をもとに作成をしていきました。具体例があってとても作業がしやすかったです。

 

▼イラストの説明

「どんなことを表現しているイラストなのか」の情報です。

参考イラストや写真のつぎはぎで提示していただいてもいいですし、もちろん文章の説明でも大丈夫ですよ!

 

▼イラストのタッチ

「どんな雰囲気のイラストなのか」の情報です。

リアルな感じ~、シンプルな感じ~などのご希望があれば伝えていただいています。

 

今回もコーダーさんが完成後のイラストを動かしてくれました!

少し切り分けにくいイラストを作ってしまったなと感じるので、切り分けて動かしてもきれいに見えるイラスト制作を今後は目指していきます。

トップページのイラストビジュアルの引継ぎ作成

先輩デザイナーが先に作成してくれていたイラストを引き継いで続きを作らせていただきました。

少しこった動きをするwebサイトなので最終的に制作したイラストのサイズは約5000px ×2500pxになりました。写真の元画像だと珍しくないサイズですが、横幅がだいたい1000px(PC版)ほどがメジャーなwebサイトに掲載するイラストのサイズとしてはだいぶ大きな部類だと思います。

 

こちらのイラストも動きを付けるためにパーツの切り分けをさせていただきました。

動きのあるサイトにしたいということは聞いていたので、ここは動かすことになるだろうな~というパーツはもともと切り分けて作成していたのですが、コーダーさんからここをこんな風に動かしたいから切り分けてほしい、方向転換するから横向きと正面のイラストも欲しいと言われたときはそんなところも動かすことができるのか…!と驚きました。

いつもたくさん学ばせていただいています。

三面図や主線のないイラストはあまり制作したことがなかったので貴重な経験になりました!

 

イラストを取り入れるメリット

写真やイラストを取り入れると文字だけの情報よりもユーザーが飽きずに見ることができるのでページの離脱を防ぐことができる、情景を想像させやすいなどのメリットがありますが今回はwebサイトにおけるイラストを取り入れるメリットについて少し紹介します。

 

▼情報がわかりやすい

写真だけでは伝わりにくい場面や、文章だけだとかえって情報が多くわかりづらくなってしまう場合があります。そんなときに抽象的な表現を取り入れながら情報を簡略化し表現できるイラストは視覚的にわかりやすく情報を伝えることができます。

デザインの仕事をさせていただく中で特に感情、表情の表現や、手順などの場景説明がイラストは得意だと感じました。

検査の手順やQ&Aページの補助に入れるとわかりやすいです。

 

▼長く掲載できる

被写体の方との相談次第だとは思いますが、ときどき現在のwebサイトに掲載されている写真の被写体の社員が退職することになったので別の写真orイラストに差し替えたいとご相談を頂くことがあります。

イラストの場合、基本的には掲載ができなくなるということはないと思うので、あとから変更をしてサイトのイメージが変わることが極力ないようにしたい…と考える場合には個人的におすすめです。

もちろん新しいお写真が必要となった際には、以前の撮影データの中からページにあった写真を選定させていただくことや、改めて撮影に伺うことも可能なのでご相談ください。

 

▼イメージの統一

サイト全体のデザインに合わせてイラストのタッチや、カラーを変更できるので印象の統一ができるのはイラストのいいところだと思います。

 

▼親しみやすい第一印象を与える

タッチの柔らかいイラストを使用することで親しみやすい印象を与えることができます。

病院のwebサイトだとどちらかというとイラストを使い親しみやすさを前面に押し出すことよりは、写真を使いリアリティや信頼感を感じさせるデザインを選択される場合が多いと思うのですが、産婦人科や小児科などお子様がかかわるような部門の特設サイト、新しい人材を取り入れる採用サイトなどで親しみやすさを一番与えたい印象だとする場合などには有効的です。

メインで使用せずに、端のほうにすこしだけあしらいとして入れるだけでも雰囲気が穏やかになります。

 

ほかにもいろいろありますが個人的には上記の4点がメリットだと思います。Webサイトが与えたい印象や、ユーザーに伝えるべき情報を考えながら写真やイラストをそれぞれの利点を発揮できるシーンに取り入れていきたいですね!

 

今回はあまり紹介できていないのですが写真や動画にも様々な利点があります。

撮影実績や、どんな風に撮影しているかなども紹介しているので、もし気になったら見てみてください!

 

▼写真撮影、動画制作実績

https://www.medical-design.co.jp/works/photo.html

▼ブログ:神戸まで動画撮影にいきました!

https://blog.medical-design.co.jp/archives/2630

▼ブログ:ドクターインタビューに行ってきました!

https://blog.medical-design.co.jp/archives/2598

 

▼サイト制作のご依頼、ご相談は下記ページのフォームからお気軽にお問い合わせください

https://www.medical-design.co.jp/contact/

 

つけたしデザイン

お久しぶりです、デザイナーの田中です。
今月は、ほかのデザイナーさんがデザインをしたwebページやチラシをもとに別のデザインをするといったお仕事を何点か担当させていただいたので紹介したいと思います

サイトリニューアルで新規フロアマップ作成

以前弊社で作った動物病院様のホームページをリニューアルするということで新規でフロアマップの作製をさせていただきました。
すでに誰かが簡易的なマップに起こしてくれたものにアレンジを加えるマップ作製はしたことはありましたが、業者さんがみるような設計図からマップを起こしたのは初めてでした。知らない略語や単位が沢山です(笑)

このお仕事をしていると依頼されたものを調べる機会が多いので、いろいろな方面の知識が増えていくな~と感じるこの頃です。新しく得た知識はどこかで役立てていきたいですね!

既存チラシからLP(ランディングページ)作成

お客様がすでに作成しているチラシからLP(ランディングページ)のデザインをさせていただきました。メインカラーはそのまま使わせていただいて、フォントは似た印象のwebフォントに置き換え、フォントカラーもページ全体になじむ色にかえてといった感じに進めていきます。

 

チラシと違うところ① 改行

チラシの時は決定したデザインは変わらないため文章がバランスよく収まっていますが、横幅が可変するwebサイトではずっとそのバランスを保ってくれるわけではないので、紙とのギャップが大きくならないように意識しながら改行位置やテキストの横幅などは調整をしました。

 

チラシと違うところ➁ アプリへの誘導の位置

チラシの時はアプリへの誘導はQRコードのスペースをチラシ上部に一か所確保していました。縦長のwebページだとスクロールが発生するので上部だけに誘導ボタンを設置するとコンテンツを見るために一度下までスクロールしてからアプリの誘導ボタンを押すためにまた上へといった手間がユーザーに生まれてしまいます。そういった手間をなくしタイトル→各コンテンツ→誘導ボタンという自然な流れでユーザーがページを見ることができるようページ下部にもアプリ誘導のボタンを設置しているのが紙面デザインとの違いです。

 

紙と違うところ③ 動き

Webならではの動きを付けたいとのことだったので作成していただいているイラストのパーツ分けもさせていただいています。コーダーさんがページ全体の動きに加えてそのイラストも動かしてくれました!

お客様の作成したチラシや私の手元では静止画だったイラストが、webページになって動いているのを見ると毎回感動しちゃいますね。コーダーさんすごいです。

既存サイトからチラシ作成

チラシからLPとは反対に先輩デザイナーがデザインしたホームページからチラシの作成をさせていただきました。

Webページももちろんインデントをそろえるときれいに見えるのですが、webページはレスポンシブで横幅が変化して端に来る文字や行数はその時その時で変わるので、見た目がいっさいかわらないチラシデザインは別の緊張感があります。

 

紙ならではのこだわり① 文字詰め

Webサイトでは文字単位の細かい設定まではできないことが多いので1文字1文字こだわることができるのが紙ならではですよね。

中でも日時や順序などで登場頻度の多い数字は、数字ごとに横幅が違ったり文字の形的に左右の空白部分が偏っていたりするためぱっと見均等になっているように見せるために調整をしました。

フォントによってはもとから詰めて調整してくれていたりするので同じ設定を再度使う際には都度確認が必要です。

数字と同じでアルファベットも漢字やひらがななどの日本語と比べてデフォルトの間隔が違うのでこちらも調整しています。1とかは特に他の数字と比べて余白が目立つので目を光らせていますよ ^^

デザイン済リニューアルサイトの作図

こちらも先輩デザイナーがトップページやサンプルページなどをすでにデザインしてくださっているサイトの作図を何点か担当させていただきました。リニューアル前に使用されていた図を新デザインのテイストに合わせて新しく作成する作業です。

リニューアル前は1つの画像だったものも、画像内に配置する文章量によってはスマホで閲覧した際に小さすぎて見えないということがないように、PC用、スマホ用の2種類作成しています。

やはりリニューアルの際はスマホで閲覧する方が多くなってきため、PCだけでなくスマホでページを見たときの見栄えももっとよくしたいといったお客様のご希望は多いです。

そういったご期待に沿えるように、特にフォントサイズを意識しながら作成しました。

既存サイトに新規ページのデザイン

すでに公開されている病院サイトに新しく追加する新規ページのデザインをさせていただきました。

お子様も閲覧することを前提としたページとのことだったのでサイト全体のきっちりとした雰囲気のデザインとは少し異なる「かわいらしさ、やわらかい」を意識してデザインをしています。

フォントを丸みのあるものに変更し、色合いをパステルカラーに変更しましたがサイト全体の統一感はなくならないよう色の系統はそろえました。

 

最後に

今月は誰かがすでにメインのデザインをしているものにたいし、プラスのデザイン…といった作業に多く携わらせていただきました。

自分で1から担当する際は、これはこんなイメージでどんな印象を与えたいから色はこれ、あれはそれ…と作業をしていましたが付け足しデザインということだったのでいかにすでにあるデザインになじませるか、というのが課題でした。

もちろん1から作るときも力は入れていますが、つけたしデザインをさせていただくのは私のデザインで今あるデザインが壊れないように…という普段とは違ったプレッシャーを感じますね。

いろいろなデザインを見ることで学ぶことが沢山できた月でした。新しい知識を自分のデザインに落とし込めるように今後も取り組んでいきたいと思います。

 

弊社ではwebサイト制作のほかにもチラシの作成や、動画制作なども行っていますのでぜひお気軽にご相談ください!

▼webサイト

https://www.medical-design.co.jp/works/web.html

▼グラフィック

https://www.medical-design.co.jp/works/graphic.html

▼写真撮影・動画

https://www.medical-design.co.jp/works/photo.html

初めてのベースコーディングレポート【前編】

こんにちは!コーダーの小島です。
10月に入ってどんどん涼しくなってきましたね。特に朝と帰りの通勤時間はちょっと寒いなと常々感じております。このくらいちょうど良い気候はなかなかないのでできるだけ長く続いて欲しいです。

さて、今回初めてベースコーディングに挑戦したので、その様子を感想ベースで共有させていただければと思います。

1.Gitのリポジトリを作る

まずリポジトリの名前を決めます。基本的にサイトをリニューアルするときは現行しているサイトのURLを元に決めます。同じサーバーを使用しているサイトがある場合は一工夫必要なので要注意です!被らないよう命名規則に従ってリポジトリ名を決めていきます。

次にリポジトリの設定をしていきます。このとき”add gitignore”にチェックを入れておくと不要なファイルがGitにアップされずに済みます!この一手間で不要なファイルを削除する手間を省略させることができます。実は今回、初めにこの一手間をスキップしてしまった影響で不要なファイルが生成されてしまい、削除する手間が発生してしましました…
もっと効率よくコーディングを進めるためにも先輩方からどんどん新しい知識を学んで、次に活かしていきたいなと思います!

そして作ったリポジトリに会社のメンバーのアカウントを招待します。開発中のアカウントはプライベートモードになっているのでチームを招待しないと自分だけしかそのリポジトリで作業したり、更新したりすることができません。

Gitはチームで円滑にコーディングするためにとっても重要なツールだなと日々感じています。更新や運営をするときにも重宝するのでその元を作っているという意識をしっかり持って慎重に作業していきたいです!

2.チャットグループを作る

まずはそのサイトを作るチームの皆さんとコミュニケーションを取るためにチャットグループを作ります!弊社ではChatworkというコミュニケーションツールを使用してチームで協力をしてサイト制作に取り組んでいます。

チャットグループにチームのメンバーを招待したら、概要を入力していきます。本アップまでのざっくりとしたスケジュール、ディレクターさんがお客様と相談しながら作成したサイトマップのリンク、テストアップサーバーのサーバー、テストアップサイトのリンク、backlog(お客様とコミュニケーションを取ったり、どのようなサイトを作るかをまとめることが簡単にできるツール)で立てた課題(それぞれのプロジェクトごとに作ることができ、プロジェクトごとに情報をまとめたり、チャット機能を利用してコミュニケーションを取ることができる)のリンクなどを入力します。これをすることにより、各々がそれぞれ担当のページをスムーズに作成することができます。

余談ですが、チャットグループを作った人はチャットのアイコンを決めることができます!(時間に余裕がある時ですが…)サイトに関係のあるかわいいアイコンを見つけて設定することが密かな楽しみにもなっています。笑
デザイナーさんが作ったかわいいアイコンを見るとこんなにシンプルでかわいいのにひと目見ただけでなんのアイコンかわかるのは流石だなといつも感動します!

3.サイトの骨組みを作る

Gitとチャットの準備ができたらサイトの骨組みを作っていきます。
そのサイトがワードプレスで簡単に更新できるようにするか、ファイル納品(弊社でサーバーを用意せずにデータのみの納品をすることも稀にあります!)にするか、何の言語でコーディングするかを参考に以前弊社で作成したサイトを元に新しいサイトを作っていきます。

この参考にするサイトを見つけるという作業が意外と難しく、より効率良くベースコーディングに取り組むためにとても経験が必要な作業だと実感しました。初めてということもあり、今回は先輩方にアドバイスをいただいて元にするサイトを決めましたが、自分で広い視野で先読みをして自分の力で判断できるよう経験を培っていければと思います。

元にするサイトを決めたらそのデータを複製して元になったサイトの気配を消す作業に入ります。不要なデータを削除し、必要最低限の情報を残します。古いバージョンのプラグインがローカルに保存されている場合は最新の物をダウンロードし直し、差し替えます。日々アップデートされるプラグインをより良い状態で使うためです。ダウンロードしたプラグインを使うことでアップデートによるバグなどを防ぐこともできます。

サイトの骨組みを作る工程における一つ一つの心がけによってお客様が安心して運営できるサイトの基礎を固めるとても重要なポイントだと今回改めて認識いたしました!

4.サンプルページを作る①

骨組みを作ったら、実際のコーディングに入っていきます。今回私がベースコーディングに挑戦したサイトはファイル納品かつhtmlのみで作成するサイトだったのでイレギュラーな部分が多かったのですが、とても良い経験ができたなと感じています!

サンプルページを作る手順は前回の記事でも軽く触れたかと思いますが、まずはデザインから画像を書き出すことから始まります。その中で今回特に苦戦したのがストライプ模様の背景の素材を書き出すことです。
規則性のある画像は一部を切り取って反復させて表示させるやり方があるのですが、その反復させる画像の書き出しに苦戦しました。いつものように画像を書き出すと画像の周りに余白ができてしまい綺麗なストライプにならないという現象が起きてしまいました。
選択範囲を利用してクリッピングマスクを作成していたことが原因で、オブジェクトを使用してクリッピングしたところ余白のない綺麗な画像を書き出すことができました。一つのやり方に固執せず、場合によって柔軟に対応できるようPhotoshopの知識の幅も広げていきたいなと思います!

画像が書き出せたらまずはheaderとfooterを作っていきます。今回はheaderが途中まで表示されて消えるというUIだったのでユーザーが使用したときに心地よいスピード感になるようJavaScriptを使用して調整しました。速すぎず遅すぎない心地よいスピード感が身につけられるよう色々なサイトを見て研究していきたいです。

また元にしたサイトがPHPで記述されていたのでheaderとfooterの記述を直接書き直し、htmlでも表示されるよう工夫しました。
headerとfooterを作ることができたらサンプルページの中身を作っていきます。

その詳細は来月のブログで書かせていただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします!

初めてのベースコーディングレポート【前編】 まとめ

今回は私の初めてのベースコーディングについて共有させていただきました。
先輩方にご教授いただきながら挑戦する中でより良いサイトの開発をするための工夫やその先の運営への配慮を知り、とても勉強になりました。
弊社では長く運営できるだけでなく細かいUIにも配慮し、離脱率の低いサイトを作成しています。少しでもご興味をお持ちの方はお気軽にご相談ください!

ご相談はこちらから↓
https://www.medical-design.co.jp/contact/