システム部の鈴木です。
前回の投稿からかなり間が空いてしまいましたが、その間も色々とWordPressを活用した案件を担当させていただきました。
その中で対応したものの一つになりますが、管理画面だけHTTPS接続にする方法をご紹介したいと思います。
最近、特に昨年辺りからは常時SSL接続がデファクトになるなどと言われていますが
レンタルサーバを使っている場合などは特に、その対応が難しい場合があります。
例えば
- 共用のSSLが使えるけどドメインが変わってしまう
- HTTP接続とHTTPS接続でweb公開領域(ドキュメントルート)が分かれている
など、管理画面ではSSLを使いたいけど使えないケースがあると思います。
そこで調べたところ、日本語の情報はあまり無かったのですが
やはり海外には同じ問題を抱えている人がいたようでした。
HTTPS Domain Alias
[browser-shot url=”https://ja.wordpress.org/plugins/https-domain-alias/” width=”600″ height=”450″ href=”https://ja.wordpress.org/plugins/https-domain-alias/”]
使い方は非常に簡単です。
- 他のプラグインと同様にプラグインディレクトリに設置
- wp-config.php に以下の2行を追加します
[php]
define(‘FORCE_SSL_ADMIN’, true);
define(‘HTTPS_DOMAIN_ALIAS’, ‘example.org’);
[/php]
2行目のドメイン部分は、SSL接続時のドメインを指定します。
httpのときとドメインが変わってもOKです。
たったこれだけ。非常にシンプルで便利です。
今のところWP 4.4系でのみ試していますがバッチリ機能しています。
HTTPS接続だけweb公開領域が別になっていて、管理画面だけHTTPSにしたいという場合は
WordPressのインストールディレクトリのエイリアスかシンボリックリンクでも設定してあげればフロント画面はHTTP接続、管理画面側だけはHTTPS接続にする、といった事も可能です。