いろいろなWebマーケティング用語

こんにちは、中野です。
あっという間に2月も終わりですね。今月は節分やバレンタインといった毎年のイベントのみではなく、都内でも雪が降り積もるなどちょっと珍しいイベントもありました。
自身はインタビュー撮影に同行したり、病院様とのお打ち合せに出席したりと、ディレクターとしての業務を経験させていただく機会が多い一ヶ月だった印象があります。現場での立ち回り方や先方へのご提案の仕方など、先輩から学ばせていただくことも多く、自分も頑張らないとな…と思う日々です。また、特にここ数日間は新規案件の提案書作成に専念しており、業務を通して弊社の取り組みやWeb制作に関する知識を得る良い機会となっています。

Webマーケティングについて

さて、提案書に記載する内容は案件によってさまざまですが、今作成しているものでは、
弊社が行っている「Webマーケティング」について触れています。一般的にWebマーケティングとは、インターネットを活用して製品やサービスを宣伝し、顧客との関係を構築することで、売り上げやブランド認知を向上させるためのマーケティング手法のことを指します。もう少し噛み砕いて説明すると、Webサイトやソーシャルメディア、電子メール、検索エンジン等のオンライン上のプラットフォームを使って、情報や価値を発信することでユーザーの関心を引き、購買や認知の向上を目指す…といった感じですね。

知名度やブランドの訴求はどの業界でも共通していますが、弊社の場合は主なクライアント様が病院・クリニックですので、購買というよりかは増患・集患がゴールとなるケースが多いです。また、採用関係のWebサイト制作の場合は、採用応募者増加や優秀な人材を獲得したい…というケースも多く見受けられます。インターネットビジネスにおいて、Webサイトを作成する段階で集客マーケティング戦術を組み込むことが推奨されます。

Webマーケティングの用語について

Webマーケティングの手法はさまざまなものがあります。たとえば、弊社ブログ内でも何回か触れている「SEO対策」というワードは聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?

改めて説明すると、SEO(Search Engine Optimization)とは「検索エンジン最適化」の略称です。インターネットで情報を探す時に使われる検索エンジン(GoogleやYahooなど)で自分のWebサイトやコンテンツが上位に表示されるように行う取り組みのことを指し、具体的な手段としては

 
1. キーワードの選定
検索エンジンで人々がよく検索するキーワードやフレーズを調査し、それらのキーワードをウェブサイトのコンテンツに組み込みます。

2. コンテンツの最適化
Webページのタイトル、見出し、本文などをキーワードに合わせて最適化します。その際コンテンツの質や情報量、読みやすさも考慮する必要があります。

3. 内部リンクの構築
検索エンジンがサイトの構造を理解しやすくなるように、Webサイト内の異なるページ同士をリンクさせます。

4. 外部リンクの獲得
他のWebサイトからのリンク(バックリンク)を獲得することで、Webサイトの信頼性や権威性が向上し、検索エンジンからの高評価につながります。

5. レスポンシブルな設計
Webサイトを多種多様なデバイスでも使いやすいように設計します。

 
大まかではありますがこのような取り組みが挙げられます。ユーザーは検索エンジンを利用してさまざまな情報を探しますが、その大半が検索結果の1~2ページまでしか閲覧しません。数千件、数万件の競合の中からユーザーに選択されるために、SEO対策をしっかりと行うべきというわけです。

SEOはワードとして比較的身近かつ有名な部類に入るのではないかと思いますが、Webマーケティング用語の中にはSEOとちょっと似た雰囲気を持つ、英語3文字で略されるものがそこそこあります。たとえばSEM・LPO・CRO・EPO・MEO………など。
私自身、最近その意味を理解したものもありますので、復習の意味も込めていくつかご紹介したいと思います!

SEMとは

SEM(Search Engine Marketing)は、検索エンジンマーケティングの略称です。検索エンジンを利用した広告を通じて、Webサイトの見込み客や顧客を獲得するマーケティング手法のことをいいます。具体的にSEMでは主に以下の手法が使われます。

 
1. 検索連動型広告(PPC広告)
検索エンジンの検索結果ページに表示される広告を利用します。広告主は特定のキーワードに関連する検索クエリ(※検索ボックスに入力されるキーワードやフレーズ)で広告が表示されるように設定し、クリックされるごとに料金を支払います。

2. キーワードターゲティング
SEMでは特定のキーワードやフレーズに基づいて広告を配信します。これにより、特定の検索クエリに関連したユーザーに広告を表示することができます。

3. 地理的ターゲティング
製品やサービスを提供する地域に基づいて、広告やマーケティング活動を調整する手法です。広告を特定の地理的領域に表示することで、その地域の顧客に的確にアプローチすることができます。

4. リターゲティング
Webサイトを訪れたユーザーに対して、後日そのサイトや関連する広告を再度表示する手法です。リターゲティングを用いることで、見込み客との接触機会を増やすことができます。

 
最近ではGoogleのAdWordsやBing Adsなど、検索連動型広告を用いたSEMが主流となっています。前述したSEOを用いることで、検索エンジンで上位表示することは可能ですが、検索アルゴリズムに大きく左右されるため不確定要素も存在します。一方、検索連動型広告を用いたSEMでは、予算さえあれば確実に広告が掲載されるため、キーワードの選定次第でターゲットを絞り込んだ集客も期待できるのです。

LPOとは

LPO(Landing Page Optimization)とは「ランディングページ最適化」を指します。
そもそもLP=ランディングページに関しては諸説あるのですが、広義では「Webサイトの中でユーザーが最初に閲覧したページ」を指します。たとえば検索エンジンからとある企業のWebサイトに飛んだ際、開いたページがトップページの場合はトップページがLP、実績紹介ページの場合は実績紹介ページがLPになります。

一方狭義では、ユーザーが特定の目的やアクションを実行することを促すために設計されたページのことを指します。たとえば、商品購入や資料請求を促進するための特設サイトなどが挙げられ、たいていの場合は縦長の1ページで完結するようなものが多く見受けられます。

一般的にLPOで用いられるのは狭義の方であり、ランディングページを効果的に最適化し、ユーザーが望ましい行動を起こしやすくすることを目指します。具体的な手法としては

 
1. コンテンツの最適化
ランディングページ内の(広告)コピー、画像、ビデオなどのコンテンツを最適化し、ユーザーの関心を引きつけます。

2. コール・トゥ・アクションの設計
ユーザーに望ましい行動を起こさせるための明確なコール・トゥ・アクション(CTA)を設計し、配置します。

3. レイアウトとデザインの最適化
ランディングページのレイアウトやデザインを改善し、ユーザーが目的の情報やCTAに容易にアクセスできるようにします。

4. A/Bテスト
異なるバージョンのランディングページ作成し、ユーザーに対してランダムに表示することで、どちらがより効果的か比較します。このテストをおこなうことで、実際のユーザーの行動に準じた判断ができます。

5. フォームの最適化
フォームの長さや項目の数など、設計を最適化してユーザーの入力を促進します。

 
LPOを行うことで、コンバージョン(制約)率の向上やWebサイト目標達成に近づくことができるというわけです。

 

まとめ

さて、今回はWebマーケティングの用語のうち、SEO・SEM・LPOについてご紹介しました。
Webサイトのゴール達成のためにはどれも必要不可欠な手法であり、またそれぞれ個別の存在として分断されているのではなく繋がり合っているため、いずれか一つだけ力を入れれば良い…というわけでは無いことが分かりますね。もちろん弊社でも、お客様のマーケティング活動をサポートするために、日々これらの取り組みをおこなっています。

ここまでお読みいただきありがとうございます!長くなってしまうため、今回は紹介できなかったCRO・EPO・MEOに関しても、いつかの機会でお話できたらと思います。それでは失礼します。

「医療広告ガイドライン」を知っていますか?

こんにちは、中野です。
2024年に入り、あっという間に一ヶ月が経ってしまいました。
社会人になってからは時間の流れがとても速く感じます。のんびりしていたら今年もすぐに終わってしまいそうですね。
今年は業務を通してWeb制作の知識を積極的に学び、たくさん成長できるように頑張りたいです!

さて、ここ数ヶ月はディレクションと更新業務のどちらも経験させていただいているのですか、業務を通して「医療広告ガイドライン」と呼ばれる存在を始めて知りました。
皆さんはこちらがどのようなものかご存じでしょうか?
 

「医療広告ガイドライン」とは

「医療広告ガイドライン」とは、医薬品や医療機器、医療サービスなどの広告に関する規制やガイドラインのことを指します。紙媒体や看板等の広告はもちろん、インタネットやSNSにもこのルールは適用されます。また、2018年の改正により、医療機関のホームページも広告の対象に含まれるようになりましたので、弊社もこのガイドラインを遵守しながらサイト制作を行なっています。

制定の目的と背景

この「医療広告ガイドライン」ですが、そもそもなんのために存在するのでしょうか?
規定の目的については主に下記5つの理由が挙げられます。

1. 患者さんの安全を守るため
医療広告は、患者さんに対して医薬品や医療サービスに関する情報を提供します。正確で信頼性のある情報が提供されない場合、患者さんが誤った判断を下す可能性があり、それが健康に悪影響を与えることがあります。ガイドラインは、患者さんの安全保障のために、広告が事実に基づいているかどうかを確認します。

2. 誤解の防止
医療は複雑で専門的な分野であり、一般の人々が理解しにくいことがあります。誇大広告や誤解を招く表現が行われると、患者さんが誤った期待を抱く可能性があります。ガイドラインは、広告が適切な情報を提供し、誤解を防ぐことを目的としています。

3. 医療専門家・医療従事者の倫理を確保するため
医療広告はしばしば医師や医療専門家の証言やイメージを含みます。ガイドラインは、これらの専門家が倫理的な基準に合致することを確保し、医療業界全体の信頼性を維持する役割を果たします。

4. 健全な競争環境を維持するため
医療広告ガイドラインは、広告主が公平で健全な競争を行うために必要な基準を提供します。誤解や不正確な情報を用いた広告を阻止することで、市場全体の信頼性と公平性が維持されます。

5. 法的要件を遵守するため
多くの国では、医療広告には法的な要件があります。ガイドラインはこれらの法的要件に遵守するよう広告主を指導し、法的なトラブルを回避する助けとなります。

 
そもそも「医療広告ガイドライン」が規定される前は、看板・チラシ等の医療広告は昭和23年に公布された医療法によって厳格に制限されていました。しかし、ホームページに関しては明確な規制がなかったため、自主的な取り組みしか行われていませんでした。

そのような中、近年になってインターネットの普及が進んだこともあり、美容医療(特に美容整形関連)のホームページに関する消費者トラブルが増加するようになりました。これを受けて、新たに医療広告ガイドラインが施行され、ホームページに関しても誇大広告や虚偽広告などが禁止されるようになったのです。

禁止されている表現

さて、ここまで「医療広告ガイドライン」の概要や規定された背景についてご説明しましたが、次はその中身についてご説明したいと思います。
まず、実際に禁止されている広告は下記となっています。

  • 虚偽広告
  • 比較優良広告(他の病院との比較表現)
  • 誇大広告
  • 患者の主観に基づく、治療等の体験談
  • 患者を誤認させる恐れのある広告
  • 公序良俗に反する内容の広告

それぞれについて、いくつか具体例を挙げてみましょう。

虚偽広告

  • 「必ず成功する手術です」「この治療を受ければ絶対に治ります」など医学上ありえない表現
  • 「100%の人が効果を実感しています」など、根拠を証明できない数値やデータ

比較優良広告(他の病院との比較表現)

  • 「〇〇院より安く施術できます」「日本一の治療実績があります」など、たとえ事実であっても、他の医療機関と比較して自院が優良であると思わせるような表現
  • 「芸能人の〇〇さんも通っています!」など、インフルエンサー・著名人との関係性をアピールする表現

誇大広告

  • 「最先端の医療を提供します」などの誇大表現
  • 「〇〇センター」「〇〇研究所」などの表現

※一定の医療を提供する医療機関であるか、またはその診療において地域の中核的な機能や役割を果たすと都道府県が認める場合を除き(例:救急救命センターなど)、広告を掲載することは許可されていません。

患者の主観に基づく、治療等の体験談

  • 患者さんが書いた口コミやお礼の手紙の掲載
  • 施術内容やその効果の記載がある体験談の掲載

患者を誤認させる恐れのある広告

  • リスクや費用等の説明なく、治療前後の写真・イラストのみを掲載すること

公序良俗に反する内容の広告

  • わいせつな内容、残虐な画像や映像、または差別を助長する言葉や表現など

 
記載したものはあくまでも一例ですので、詳細に関しては厚生労働省のホームページをご覧ください。

▼医療法における病院等の広告規制について |厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/kokokukisei/index.html

ガイドラインを違反した場合

ガイドライン違反は主に自治体や一般ユーザーからの通報で発見されます。ガイドライン制定元である厚生労働省に関しては、委託事業である「医療機関ネットパトロール」を介して、一般ユーザーから違反の情報を募っています。

▼医療機関ネットパトロール
http://iryoukoukoku-patroll.com/

違反が認められた場合、まずは厚生労働省から通知が来ます。その際、通知を受けた側は適切な修正を行います。一ヶ月後に修正が行われているかチェックが入るので、そのタイミングで該当箇所が修正されていれば問題ありません。

修正が行われなかった場合、自治体より広告の中止もしくは是正が求められ、その指示にも従わなかった場合、最大で6か月以下の懲役または30万円以下の罰金が課せられることがあります。また、罰則の事例が公表されることもあるため、医療機関としての信用度が著しく損なう可能性があります。
 

まとめ

このように、「医療広告ガイドライン」は私たちの健康を守るために細かく規定されており、万が一違反してしまうと罰則を受けることになります。ですので、ガイドラインの内容を適切に理解し、遵守した内容の広告・ホームページを制作する必要があります。また、いつガイドラインが更新されるか分からないので、こまめに状況をチェックすることも大切です。

弊社には「医療広告ガイドライン講習認定」を受けた社員が多数在籍しており、日頃からガイドラインに沿ったサイト制作・運用を行なっています。
医療機関のホームページ制作のご依頼や、お悩みなどがありましたら、ぜひお気軽にご相談ください!

Webサイトに組み込むコンテンツについて

こんにちは、中野です。
クリスマスが終わり、いよいよ年末年始に近づいてきましたね。
皆さんにとって2023年はどのような年でしたでしょうか。
私は今年に弊社に入社したということもあり、個人的には変化の多い一年だったなという印象があります。

はじめに

前回のブログ記事では、病院・クリニックのホームページ作成のコツについてお話させていただき、その中でも掲載するコンテンツは「ホームページ制作の目的達成」につながるものを選択するべきだということをお伝えしました。
掲載するコンテンツの例として、弊社が依頼を承った際にクライアントさまにご提案させていただいているものをいくつかご紹介しましたが、ブログの構成の都合上、前回はざっくりとした説明しかできませんでした。
ですので、今回はこれらコンテンツ案に関してもう少し詳しくお伝えしたいと思います!また、前回記載することができなかった「採用応募管理システム」「地域連携医検索システム」も併せてご紹介させていただきます。
 

1. 予約・お問合せシステム

ホームページ上に予約やお問合せができるフォームを設置します。
予約というアクションをよりシンプルかつ気軽に行えるようになるため、特に「集患・増患」を目標としている病院・クリニックに対して、非常に有効なコンテンツだと思います。

時間や場所に縛られることなくいつでもホームページから予約・お問い合わせをすることができるので、ユーザーの利便性が大きく向上するところが大きなメリットとなります。また、来院時の待ち時間短縮や院内の混雑緩和といった観点でも効果的です。

病院にとってのメリットは業務効率化が挙げられます。フォームを通じて自動的に情報が収集・反映されるため、手動で情報を整理する手間を省くことができ、工数削減を実現できます。
 


 

2. 外来担当(診療)表システム

端末問わずユーザーに情報が伝わりやすい外来担当表を導入します。
特に、多くの診療科を持つ病院さまが導入されることが多い印象を受けます。

デザインや付属する機能はクライアントさまによって異なり、たとえば「一覧ページと各診療科ページの両方に設置したい」「曜日ごとにタブ切り替えられるようにしたい」「休診・代診情報を併せて表示させたい」など、ご要望に応じて柔軟に対応いたします。

外来担当表の導入はユーザーにとって分かりやすいのみではなく、院内で簡単に編集が可能であることも大きなメリットの一つです。基本的にはCMSを用いて作成・管理を行うため、軽微な修正や更新などを容易に行えます。また、予約投稿や、担当表をデフォルトに設定できる機能も付いているため、毎月の更新忘れを未然に防ぐこともできます。
 

3.医師情報登録システム

ホームページ上に医師のプロフィールや写真を掲載します。
患者さんがひとめで医師の経歴・専門・資格などを確認できるため、病院やクリニックに対して安心感や信頼感を持っていただけます。また、自分の症状に適した医師を見つけやすくなり、受診後のミスマッチを減らせるようになります。

こちらもCMSを用いて、項目ごとにプロフィールを入力すると自動的にページに反映されるシステムを導入します。医師情報の追加・編集・削除も簡単にできるので、入退職時も手間がかかりません。

また、外来担当表と組み合わせて、表内の医師名をクリックした際、各診療科の医師紹介ページに飛ぶようにリンクを設置することが可能です。自然な流れでページの遷移に誘導することができるため、ホームページ内の回遊性向上につながります。
 

4. 視覚的コンテンツ

写真や動画を用いることで、ユーザーの興味を惹くとともに、文字のみでは伝えきれない情報やコンセプトを効果的に表現することができます。
特に「採用応募者増加」を目的としているクライアントさまにとって、「インタビュー」や「仕事紹介」コンテンツの作成は、職場の雰囲気や就労した時のイメージをより効果的に伝えることができるため有効だと思います。

「インタビュー」ページに関しては、写真を効果的に配置した、読み手を飽きさせないレイアウトを採用します。掲載する写真は先方希望のものを使用することもありますし、弊社のカメラマンが病院へ伺って撮影させていただくこともあります。
撮影と同時進行で約30-40分かけて先生にお話を伺い、その内容をもとに原稿を作成します。ただ視覚的なインパクトを与えるのみではなく、テキストの分量や内容を検索キーワードに応じて整え、SEO対策にもつながるページを目指します。
また、インタビュー動画を作成するケースもあります。ページとはまた異なり、より鮮明に人柄や院内の雰囲気を伝えることができるところが大きなメリットだと思います。

「仕事紹介」に関しては、1日のタイムラインに沿って日々の仕事を紹介します。なるべく自然体で業務を行っている姿を撮影させていただき、効果的なレイアウトで配置することで、より具体的な仕事のイメージを持ってもらえるようにします。

この2つの他にも、病院の魅力が伝わるプロモーション動画の撮影や、ブログやSNS投稿用のメディアコンテンツの作成も承っています。
 

 

5. 採用応募管理システム

採用応募の一元管理ができるシステムを導入します。
管理画面では、フォームから応募してきた人のプロフィールやステータス状況が一覧で表示され、直接メッセージのやりとりを行うこともできます。

つい個人対個人になりがちな採用プロセスを、個人対組織に転換することで、採用工数の削減をねらいます。また、やり取りの可視化により、採用の失敗事例と成功事例を部署内で共有できるため、採用確立の向上につながると思います。
 

6. 地域連携機関検索システム

地域連携機関を「診療科」「地域」「医療機関名」などのさまざまな条件から検索することができます。この機能によって、患者さんが簡単にかかりつけ医を探すことができるので、とても便利です。機関を登録する際は、あらかじめ定められた項目に情報を入れていくだけなので、管理も容易なのが特徴です。

さいごに

今回は弊社がよくご提案させていただくコンテンツ案をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?達成したい目的に沿ったコンテンツを取り入れて、実りのあるホームページを作成しましょう!

病院・クリニックのサイト制作のポイント

こんにちは、中野です。
12月に入ってから急に冷え込み、暖かい飲み物を美味しく感じる季節になりましたね。

何を書こうか迷ったのですが、弊社は「メディカルデザイン」という社名の通り、医療特化のWeb制作会社ですので、今回はその社員らしく、病院・クリニックのホームページを作成にあたって必要な下準備や、意識するポイントについてご紹介したいと思います!

ホームページの目的・ターゲットを明確にする

 

・目的を考える

病院というカテゴリーのみに限った話では無いのですが、まずは下準備として、ホームページを制作するにあたってのゴールを決めます。
この作業を行うことで、制作やその後の運用において方針を明確化し、より効果的な施策を行うための基礎を整えることができます。

「病院のブランドイメージの浸透・訴求」「集患・増患」「採用応募者の増加」など、ユーザーのニーズも加味しつつ、ある程度具体的な目的を定めましょう。

 

・ターゲットを考える

ホームページの来訪者(ターゲット)を定めることも非常に重要です。
なぜなら、ターゲットによってホームページの方向性が異なり、内包するコンテンツや構造、デザインも変動してくるからです。
ユーザーが求める情報・機能をより効果的に提供するために、「年齢層や男女比」、「地域の人か遠方の人か」「どのような治療を求めているのか」…など詳しく考えていきましょう。

例)

  • 総合病院の場合:老若男女や疾患の種類を問わず多くの人/医療関係者
  • 小規模の介護施設の場合:地域の高齢者やその家族
  • 看護部採用の場合:看護師志望者/看護学生/転職希望者

ざっくりとしたデザインの方向性・構成を考える

 

・デザインの方向性を考える

上記で洗い出した内容をもとに、デザインのイメージを考えます。
たとえば「清潔感」「誠実」などをアピールしたいなら青系統、「安心感」「優しい雰囲気」を出したいなら緑やピンク系統など、色それぞれの持つ効果を活用したり、病院のブランディングに沿ったロゴ・フォントを使用するなど、ホームページの目的や、来訪するターゲットに沿ったデザインを考えます。

 

・構成を考える

また、広範な人々が訪問する病院のサイトにおいて、アクセシビリティの考慮は必要不可欠です。「ユーザーが知りたい情報に簡単にたどり着ける」ということを意識した構成を考えましょう。

重要な情報や、見せたいコンテンツがある場合はトップページに導線を設置し、ナビゲーションはシンプルで直感的なものを採用します。
特にグローバルナビゲーションでは、たくさん項目を並べるのではなく、重要度の高いものを絞って掲載しましょう。
たとえば「病院概要」「診療科情報」「外来受診」「アクセス」など、ユーザーニーズの高い情報を優先的に提示し、細かな情報はサブメニューまたは他のページに整理するなどして、なるべくすっきりさせると良いと思います。

レスポンシブ対応は必須

現在スマートフォンでのウェブ閲覧は、全体の80%を占めると言われています。
加えて、シニア世代も最近ではシニア向けスマートフォンの普及により、スマートフォンで近隣の医院を検索することが一般的になっています。
そのため、モバイルデバイスからのアクセスを考慮し、レスポンシブデザインの採用は必須といえます。どの端末から閲覧してもストレスなく利用できるサイト制作を心掛けましょう。

ホームページに掲載するコンテンツ

いよいよ、実際にホームページに入れるコンテンツについて考えていきます。
病院やクリニックのホームページの場合、ひとまず「お知らせ」「病院情報」「診療情報」「アクセス」などの情報は掲載必須かと思います。
これらに加えて、最初に定めた「ホームページ制作の目的達成」につながるものを検討していきます。

今回は弊社がホームページを制作する時によくご提案させていただいている、、4つのコンテンツをご紹介したいと思います!

  1. 予約・お問合せシステムの導入
  2. 外来担当表システムの導入
  3. 医師情報登録システムの導入
  4. 視覚的コンテンツの活用

1.予約・お問合せシステムの導入

このシステムを導入することで、時間や場所に制限されること無く、Web上からいつでも予約やお問合わせをすることができます。また、患者さんは事前に予約時間を確保できるため、来院した際の待ち時間短縮にもつながります。

病院側もシステム上で予約を一元管理できるようになり、電話対応やフロントでの業務も減るため、スタッフひとりひとりの負担を軽減することができます。

このように、予約・お問合せシステムの導入は、患者さんと病院側どちらにもメリットがあります。

 

2.外来担当(診療)表システムの導入

ホームページ上で外来担当表の画像やPDFをそのまま掲示されている病院・クリニックをしばしば見かけますが、弊社ではシステムの導入を推奨しています。

弊社では診療科ごとに表を作成し、レスポンシブ対応したレイアウトを採用するため、より可読性・視認性の高い外来担当表を掲載することができます。
その際、表のそばに注意書きや、休診情報も一緒に表示させることで、患者さんが知りたい情報をひとめで網羅することができます。
また、一覧ページへの掲載だけでなく、診療科個別のページへも掲載も可能です。

更新・修正についても、CMSで管理をするため、院内で簡単に編集いただけます。予約投稿やデフォルト設定の機能もつけられるため、業務の効率的化につながります。

 

3.医師情報登録システムの導入

ホームページ上に医師のプロフィール情報を掲載することで、患者さんに安心感をもっていただけるとともに、自分に合った医師を選択しやすくなります。

医師の氏名や専門分野、資格などを登録すると、自動で各診療科ページの医師紹介欄に表示させることができるシステムを導入します。こちらもCMSで管理を行うため、入退職時などもその都度ページを編集する必要がなく、簡単に更新・修正をができます。
また、先ほどお話しした外来担当表システムと組み合わせて、表内の医師名をクリックしたときに、医師情報に飛べるようにリンクを設置することで、アクセシビリティ向上にもつながります。

 

4.視覚的コンテンツの活用

文章のみでは伝わりづらい内容も、図やイラストを用いることで直感的かつ分かりやすく情報を伝えることができます。

また、採用に力を入れてる病院さまですと、画像や動画を用いた「インタビュー」や「仕事紹介」などのコンテンツを追加するケースが多いです。
やはり、文字のみのページよりも目を惹きますし、職場の雰囲気や就労した時のイメージをより効果的に伝えることができます。

そのほかにも「採用応募管理システム」「地域連携医検索システム」など、さまざまなコンテンツを提供していますが、長くなってしまうので、またの機会にご紹介できればと思います!

SEO対策

せっかく時間やコストを割いて完成したWebサイトでも、見つけにくかったり、訪問者が全然いないと、制作した意味がなくなってしまいますよね。
そのような状態にならないために行うのがSEO対策です。

SEO(検索エンジン最適化)は、WebサイトがGoogleなどの検索エンジンで上位に表示されるようにするための手法のことをいいます。現在、多くのウェブサイトで実践されており、Webマーケティングにおいて不可欠な要素となっています。

施策はさまざまですが、弊社が行っている一例としては「インタビュー」「ブログ」「お知らせ」などコンテンツを用いたSEO対策があり、記事の中に検索でヒットさせたいキーワードを設置して、定期期に更新・貯蔵することで、アクセス数の増加をめざします。
こちらに関しても、話すと長くなりますので、またいつか詳しくお話できればと思います。

まとめ

以上が病院・クリニックのホームページ作成のポイントですが、いかがでしたでしょうか?
私自身、この業界に携わって半年ですので、まだまだ経験・知識ともに少ないのですが、これからたくさん学んでいきたいと思います!

それでは失礼します。

弊社が行っている運用業務についてご紹介します!

こんにちは、デザイナー兼ディレクター見習いの中野です!

私は普段、三澤のアシスタントとして、クライアント様との打ち合わせや定例会に同席する機会があるのですが、サイト公開後のサポートについて質問をいただいたり、議題に挙がることがしばしばあります。

弊社は医療業界特化のWeb制作会社として、これまでで300件以上のサイト構築実績がありますが、その中の大半のクライアント様と「保守」および「運用」の契約を結んでいます。

Webサイトは制作・公開までがゴールではありません。
適切な措置を行わなければ、折角お金を費やして制作したサイトなのにも関わらず訪問者が伸び悩んでしまったり、場合によってはサイトそのものが表示されなくなる可能性があるのです。

そのように大事な存在である「保守」と「運用」、前者に関してはシステム担当者が主導となって行っていますが、後者に関しては更新やアクセス解析という業務を通して、私自身も高い頻度で携わっています。
そこで今回は、弊社が実際に行っている「Webサイトの運用」についてお話ししたいと思います!

Webサイトの「保守」と「運用」

いきなり運用について触れる前に、そもそも「保守」「運用」とは何かについて軽くご説明します。
 


◼️ 「保守」とは?
 

「保守」を英訳すると”maintenance”つまり、「メンテナンス」となることから、こちらに関しては何となくイメージしやすい方も多いのではないのでしょうか?

Webサイトにおける保守作業を端的に表現すると
「訪問した人がWebサイトを安全かつ正常に閲覧できるように行うメンテナンス」
のようなものだと思います。
 

具体的な業務内容としては、契約済みのサーバおよびドメインの更新や、セキュリティ対策、WordPress等のCMSのバージョンアップ……が挙げられます。
例えば、サーバやドメインの契約更新を怠ると、Webサイトそのものが公開できなくなってしまいますし、セキュリティに欠陥があると、サイトを公開している側のみではなく訪問者側にも被害が及びます。
そのような状態にならないためにも、日々責任をもって保守業務に携わっています。
また、Webサイトにおける重要なパーツの一つに「フォーム」があります。
例えば、ある病院への就職を考えている人がいたとして、そのサイトの応募フォームが正常に機能しなかったとします。
そうすると、その人にとっては「応募ができない」という点で、病院側としては「人材を取りこぼす」というところで、双方にとっての損失となりますよね。
 

このように、フォームはサイトへの訪問者と企業(病院)を繋ぐための存在であり、弊社ではこれらが問題なく機能しているか確認するための「フォームチェック」も毎週実施しています。
さて、ここまでで「保守」について簡単にご説明させていただきましたが、Webサイトを公開し続ける上で非常に重要な存在だということをご理解いただけましたでしょうか。
もちろん、弊社で行っている業務は他にもありますが、こちらに関してはまたの機会に深堀できたらと思います。

 

◼️ 「運用」とは?
 

次に、今回のメインとなる「運用」についてです。
Webサイトの「運用」と聞いて、具体的に何をすることがすぐに思い浮かびますでしょうか?「保守」との違いが少し曖昧だと思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。

運用に含まれる業務は多岐に渡りますので、一言で表すのはちょっと難しく感じますが、個人的には
「サイト制作の目的を達成させるための取り組み」
だと認識しています。
 

というのも、そもそもサイトの新規制作やリニューアルは、大抵何かしらの目的があって行われます。
例えば、弊社はメインとして病院様のサイト構築に携わっていますが、病院そのもののサイトでしたら、「集患・増患」や「知名度の向上」、採用サイトなら「応募者数の増加」などを最終的なゴールとして掲げているクライアント様が多く見受けられます。

ですが、いざ新しいサイトを公開した時点で、すぐにそれらが達成できるケースは稀です。
なぜなら、私たちは訪問してほしいターゲット層を想定し、そこに合わせたサイトを制作しますが、あくまでもそれらは「想定」でしかないからです。
ですので、実際に公開してからでないと分からないユーザーのニーズや動きというものが必ず出てきます。

 

また、日々トレンドやユーザーのニーズは多様化しています。
どれだけその時代の最先端のデザインを用いて最新の情報を載せても、手を加えず放置したまま数年経てば、デザインも情報も「古いもの」と見做されてしまいます。
当たり前のことですが、ユーザーはそのようなサイトよりも、自分にとって有益だと思うサイトを選びますよね。
アクセスが無ければ、目標達成が困難になりますし、そもそもサイトを公開した意味も薄くなってしまいます。
 

つまり、目的を達成するためには、サイトを常に進化し続けるべきなのです。
そのためには、現在のサイトの状況を確認し、そこから課題を発掘して解決策を講じる必要があり、運用業務とは目的達成のために行う様々な作業のことを指します。

 

弊社が行っている運用業務

 

ここからは、弊社が行っているWebサイト運用の詳細についてお話ししたいと思います。
弊社では大きく分けて「更新業務」「アクセス解析」とそれに伴う「コンテンツの追加」を行っておりますので、
これらを深堀りしていきます。

◼️ 更新業務
 

更新に関しては弊社からご提案する場合と、クライアント様からご依頼いただくケースがありますが、ここでは後者についてお話します。

弊社で行っている更新業務の中で、一般的な企業様と共通するようなものですと、サイト上のテキスト修正やPDFの差し替え、お知らせの更新などが挙げられます。
これらに加えて、病院サイトで掲載している外来担当表の情報を更新したり、先生方のブログやコラムの管理なども承っており、もう少し大きめのものですと、新規ページやドクターインタビューの追加、フォームの作成などもございます。
これらの更新は通常、Backlogというプロジェクト管理ツールを介し、「課題」という形でクライアント様よりご依頼いただきます。
この「課題」は弊社とクライアント様の間で管理され、依頼から完了報告までのやりとりの全てをBacklog上のコメント機能で行っています。

Backlogを使用するメリットはいくつかありますが、メインとしては下記の三点でしょうか。
 

・送受信したコメントは全て履歴が残り、関係者全員が見ることができるので、双方での情報の食い違いが防げる
・弊社担当者と直接やりとりをすることができるため、ご不明点や追加のご要望等が出た際も柔軟に対応することが可能
・立てた「課題」の進捗状況や納期が一目で分かるようになっているので、漏れを防ぐことができる
 

このように透明度の高い環境で「課題」を管理しておりますので、どなたでも安心してご依頼いただけます。
また、軽微な更新でしたら基本的に即日対応させていただきますので、スピード感のある対応が可能です。
(※内容によっては少々お時間をいただくことがございます)

以上が弊社の更新業務の特徴となります。

 

◼️ アクセス解析
 

前述したように、Webサイトをより良いものにするためには、サイトの現状について客観的なデータを集めて分析し、改善すべき点を見つける必要があります。
これら一連の流れをアクセス解析といいます。
ここでは、弊社がどのようにアクセス解析を行っているか説明します。
弊社ではアクセス解析ツールとしてGoogle Analytics 4(GA4)を使用しています。
※2023年7月1日までは同じくGoogleが提供していたUniversal Analytics(UA)を使用

GA4を使用して得られる情報の一部として、下記が挙げられます。
 

「リアルタイム(過去30分間)にサイトにアクセスしたユーザー」
「どのようなユーザーが何の端末でサイトを閲覧しているか?」
「ユーザーがそのページで起こした行動(スクロール・クリックなど)」
 

これらを分析することで
「訪問者数の推移」「狙いのユーザー層がサイトに訪問しているか?」
「サイト内で見て欲しいページがしっかりと訪問されているか?」
等の情報を把握することができます。
結果が想定と異なった場合は、コンテンツの新規追加や特定のページへの導線の調節などをご提案させていただきます。
 

また、こちらに加えて弊社ではヒートマップを活用しています。
ヒートマップとは、Webページ内においてユーザーが行った行動を「色」で可視化する手法の事です。
実際の画像を載せることができないのですが、ページ上で赤色で表示されているエリアほど反応が多く、青色などの寒色になるにつれてその逆を表すものになります。

弊社では、「ページ内でユーザーが多くクリックしている箇所」を確認することができる「クリックヒートマップ」と、「どの箇所が多く見られていて、逆どこで離脱されてしまっているか?」が分かる「アテンションヒートマップ」の2種類からユーザーの行動を解析しています。

ヒートマップを用いることの大きなメリットは、ただ数値を確認するのと比べて、視覚的に分かりやすくデータを把握できるところです。
「クリックして欲しいところに反応が来ているか?」「ここは目を通して欲しいという所がしっかり読まれているか?」といった情報が直観的に分かり、もしも想定と異なった場合は、配置や見せ方を変えたり、コンテンツ量を調節するなど改善策を考えます。
 

弊社では毎月これらの情報を纏めた、「アクセス解析レポート」を作成しており、保守プランによっては、二か月に一回程度の頻度で定例会を開きます。
この定例会は基本的にZoomを用いたオンライン上で行い、長くても約30分程度で終わります。
メインとしてレポートをお見せしながらアクセス状況をご説明することで、サイトの現状について理解を深めていただきつつ、その中で課題が見受けられた場合は、より少ないコストで効果を期待できる改善策をご提案させていただきます。
また、前述したようにクライアント様とは普段、Backlog上でやりとりをさせていただいておりますが、この場で直接ご要望やご質問を伺うこともできますので、定例会をご希望されるクライアント様は多くいらっしゃいます。

 

◼️ コンテンツの追加
 

さて、「更新業務」および「アクセス解析」についてご説明する中で、「コンテンツ」の更新や追加という言葉がちらほらと登場してきましたが、具体的にはどのようなものでしょうか?
 

更新業務のご説明をした際にも触れましたが、一般的な企業様のサイトと共通するコンテンツですと、お知らせの追加などがあります。こちらに加えて、医療業界に特化した弊社が扱うものとして主流なものは、ドクターや研修医を対象としたインタビューやブログ記事です。
これらを定期的に更新・追加するメリットはたくさんありますが、まずはSEO対策として非常に有効という点が挙げられます。
 

SEOとは”Search Engine Optimization”「検索エンジン最適化」のことを指し、GoogleやYahoo!などのサイトでユーザーが検索した際、自社サイトを上位に表示させるためにサイトを最適化することを指します。
そして、これを目的とした一連の施策のことをSEO対策と呼んでいます。
検索エンジンは、ユーザーにとって良質なコンテンツを定期的に排出するサイトを高く評価します。
ですので、ユーザーが求めている内容+検索でヒットさせたいキーワードを盛り込む+ある程度まとまった量のあるコンテンツの1つとして、インタビューやブログといった文字のコンテンツは非常に相性が良いのです。
実際にアクセス解析をしていても、インタビューやブログ等をしっかりと更新している病院様は、数値も良好なケースが多く見受けられます。
加えて、訪問者がより長く文章を読んでくれるほど、サイト内滞在時間が伸びる点や、SNSと連携することで拡散性を高めることが出来るところにもメリットがあります。
 

さて、ここまでコンテンツの更新・追加がサイト運用において非常に重要だとお話しましたが、実際にはどの程度のボリュームが必要かご存知でしょうか?
一般的にSEO対策として有効な文字数3000字以上といわれています。
ですが、ただ文字数が多いだけで、中身が薄いものや、文章の構成やレイアウトが読み辛いものだと、途中でページ自体を離脱されてしまう可能性があります。
そうなると、せっかく費やした時間や労力も水の泡となってしまいますよね。
結局のところ大切なのは、いかにユーザーが求めている内容や、閲覧する価値のある文章を書けるかということなのです。
 

とはいえ、質の高いコンテンツを作り、定期的に発信し続けることは、それなりの労力と時間を消費します。
その点、弊社は医療業界に特化したWeb制作会社として、これまで多くのサイト運営に携わってきましたので、そこで培ったノウハウを生かしたコンテンツ作りを得意としています。
特にドクターインタビューはご好評をいただいており、これまで100名を超える先生がたを取材してきました。
 

▼ 弊社のドクターインタビュー制作例です

・鎌ケ谷総合病院様 「ドクターインタビュー」
https://www.kamagaya-hp.jp/interview/

・水戸済生会総合病院様 採用サイト 「研修医の声・インタビュー」
https://recruit.mito-saiseikai.jp/junior/interview

・太田記念病院様 看護部サイト 「先輩の言葉」
https://nurse.ota-hosp.or.jp/interview/
 

インタビューの内容はもちろんのこと、ユーザーを飽きさせないレイアウトも重要だと考えていますので、ページに挿入する写真・動画の撮影も全て弊社で行っています。
特に採用サイトですと、先生の人柄や病院の雰囲気を知るためにインタビューページを訪れる方が多いので、このようなメディアに力を入れることは有効だといえます。

このように、コンテンツ一つ一つに丁寧に向き合っているところが、弊社の強みの一つなのです。

 

さいごに

 

さて、弊社が行うWebサイトの運用についてお話ししましたが、いかがでしたでしょうか?
今回ご紹介した業務はサポート内容のごく一部ですが、Webサイトをよりよりものにするために、日々力を注いでいることが少しでも伝わりますと幸いです。
 

ここまで読んでくださりありがとうございます!
もしも弊社が提供しているサービスにご興味が湧きましたら、ぜひこちらからご覧ください。
また、「ホームページは既にあるけれど運用に困っている」「訪問者が伸び悩んでいる」などのお悩みを抱えている方、弊社には「運用のみ」を代行するサービスもございますので、ぜひぜひお気軽にご相談くださいね!

・ホームページおまかせサービスパック「HOSP」
https://www.medical-design.co.jp/hosp/
 

それでは、失礼します。

神戸まで動画撮影にいきました!

はじめまして、デザイナー及びディレクター見習いの中野です。
8月初頭に神戸の病院様へ撮影行ってきましたので、その様子についてお伝えしたいと思います!

はじめに

今回の撮影の趣旨は、病院様の創立100周年を記念する動画制作です。
弊社はWeb制作会社なのですが、動画制作も承っており、実は2年前にも同病院様の新築・移転10周年を記念した動画をお任せいただいた経験があります。

▼ 弊社の動画制作実績
https://www.medical-design.co.jp/works/photo.html

ですので、こちらの病院様では2回目の撮影ということになりますが、今回は「創立100周年」というスケールの大きさも相まって、病院様側も弊社撮影メンバーも打ち合わせの段階から一層気合が入っている様子でした。

病院様側にもご協力いただきながら、撮影は約2日間半かけて行います。
医局での撮影に加えて、ドクターインタビューやドローンを用いた空撮など内容もさまざまなのですが、その全てについて述べると非常に長い文章になってしまいますので、今回は要点をピックアップしてお伝えします!

メンバー

撮影の様子をお伝えする前に、まずは今回の撮影メンバーをご紹介します。
基本的にはほとんど毎回同じなのですが、

 

◼️ 1人目は病院ディレクターの三澤です。

病院案件をメインとして、クライアント様との連絡や制作のスケジュール管理など、社内でもひときわ重要な役割を担っています。
現場ではスムーズに撮影が進むよう指揮をとったり、ドクターインタビューのインタビュアーを務めるなどしており、表方・裏方どちらの面でも活躍されている方です。

◼️ 2人目はデザイナー兼カメラマンの大和田です。

弊社の優秀なデザイナーでありつつ、現場ではカメラマンとして写真や動画の撮影を行っています。私自身、彼の撮影した写真の現像作業を行う機会が多いのですが、こちらで修正する必要がほとんど無いくらい、毎度クオリティの高い写真を撮ってくださります。

◼️ 3人目はコーダー兼カメラアシスタントの西田です。

普段はコーダーとして、社内でさまざまなサイトの制作に携わっていますが、現場では大和田に次ぐカメラマンとして活躍されている方です。また、操縦の難しいドローンのメインパイロットでもあり、通常のカメラでは収めることのできない画角や、インパクトの大きい動画を撮影することができます。

 

最後に私を加えた4名が今回の基本メンバーとなります。
また、3-4日目には弊社社長も同行し、院長や副院長へのインタビュー等を務めてくださりました。
さて、前置きはここまでにして、さっそく撮影の様子をお話ししたいと思います!

1日目

初日は東京から神戸までの移動に費やしました。
午前10時半頃に御茶ノ水のオフィスを出発し、休憩をはさみつつ車で約9時間かけて神戸へ移動します。
「新幹線や飛行機を利用しないのか?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、弊社ではよりクオリティの高い映像を撮るために、毎回多くの撮影機材を持って行きますので、基本的に社用のハイエースで現地へ向かいます。
今回は下記の機材を持ち込み、院内では台車に積み込んで移動しました。

 

▼ 使用した機材

・動画撮影用カメラ
Sony ILME-FX6V

・一眼カメラ
CANON EOS R3
レンズ(標準):CANON RF24-70mm F2.8 L IS USM

・ドローン(2台)
DJI FPV

・その他
照明やインタビュー用のピンマイク等

 

カメラは2台を持ち込み、撮影内容や現場の状況によってそれぞれを使い分けます。
ドローンは空撮に特化したDJI FPVを用いるのですが、このFPVとはFirst-Person View(一人称視点)の略で、専用のゴーグルを装着することで、ドローン視点の映像を確認しながら撮影することができます。
ラジコンのように、機体そのものを目視しながら操縦する一般的なドローンと比べて、よりリアルで没入感のある映像が撮れるところが大きなメリットです。

また、このドローンのバッテリー時間は15〜20分程度なのですが、屋外での撮影はどうしても、その日の天候や環境によって撮影にかかる時間が左右されます。ですが、弊社ではドローンを複数台所持しておりますので、長時間の撮影にも対応できるのです。
一般的なWeb制作会社が扱うには、どれも比較的高価な類ではありますが、素材として使用する写真や動画一つ一つが制作物の出来栄えを大きく左右します。

より魅力的な物を提供するために、撮影機材への投資を惜しまないのが弊社のスタイルです!

神戸に到着した頃にはもうすっかり夜でしたので、その日は皆で夕飯を食べながら明日の撮影に向けた軽いミーティングをして終わりました。

2日目

2日目になりました。本日からいよいよ撮影が始まります。
病室でのシーンから始まり、ドクターインタビュー・空撮・セミナー風景の撮影など初日から盛りだくさんな内容です。

 

▼ タイムテーブル例(画像をクリックすると拡大表示されます)

 

撮影の際はこのように、事前に病院様と打ち合わせをして組んだタイムスケジュールに沿って動くのですが、当日のオペや患者さんの状況によって行程が前後することが多々あります。(実際に今回もそうでした)
もちろん、その際は病院様のご都合にあわせて臨機応変に対応させていただきますのでご安心ください!
また、スケジュールを組むにあたって、数週間~1ヶ月ほど前にスタッフが現地に伺いロケハンを行いますので、撮影自体は比較的サクサクと進みます。

 

◼️ ドクターカーの撮影

2日目に行った撮影の中で、個人的に最も印象に残ったのはドクターカーの空撮です。
というのも、今回ご依頼を承った病院様は、厚生労働省発表の「救急救命センターの評価結果」において9年連続全国1位を獲得されており(2023年現在)、救急部門に大変力を注いでいらっしゃるのです。
そのような病院様にとって、ドクターカーは極めて重要な存在ですので、私たちも一層気合が入りました。

撮影の内容は、実際にドクターカーを運転していただき、走行する様子をドローンで俯瞰しながら追跡するといったものです。
私自身入社してまだ日が浅く、初めて生でドローンを見たのですが、病院様側も同じだったようで、空撮に興味を持っていらっしゃる様子だったのを覚えています。
専用のゴーグルとスマホから見える映像を頼りに、機体を水平に保ちながら一定の速度で車体を追うのですが、風の影響もありこれがなかなか難しく、限られた時間の中で奮闘しました。

 

▼ ドローンをセッティングする様子

ドクターカー撮影の様子

 

また、撮影したデータは、その場でパソコンへ移してお見せすることができるので、病院様と弊社の間でイメージの齟齬を防ぐことができ安心です。
色々と試行錯誤を繰り返しながらも撮影は進み、病院様のご厚意で3日目も撮影させていただいた結果、非常に臨場感のあるドクターカーの素材を撮ることができました。
ご協力いただいた運転手やスタッフの皆様、本当にありがとうございます!

ドクターカー以外にも、研修医がセミナーを受講している風景や、総合案内での応対シーンなどの撮影を行い、2日目は院内をたくさん巡った一日でした。

3日目

出張の折り返し、3日目になりました。
この日はオペ室とドクターインタビューの撮影が多く組み込まれていおりましたので、この2つについてお話したいと思います。

 

▼ 朝の神戸

朝の神戸

 

◼️ オペ室での撮影

今回はダヴィンチやhinotoriといった手術支援ロボット用いた手術風景を撮影しました。
オペ室での撮影は、人数を必要最小限に絞る必要があったため1~2名体制で臨み、スタッフは手術着を着て入室します。
緊張感のある雰囲気の中、周りの機材に触れないように細心の注意を払ってカメラを回します。
私自身は部屋の外で待機していたのですが、その後見せてもらった映像では、現場特有のリアルな風景を色濃く感じることができました。

 

◼️ ドクターインタビュー

ドクターインタビューは、お話を聞かせていただく先生や看護師さんに合わせた場所へ移動して撮影します。
中庭・廊下・血管造影室・リハビリ室 ……と本当に様々ですが、どの場所も先生方それぞれの特色を感じることができて興味深かったです。
インタビューといってもその場で突然始まるのではなく、事前に質問内容が決まっているので、ある程度答えがまとまった状態で話していただきます。
質問については制作の趣旨やターゲット層に合わせて、ディレクターの三澤が考えることが多いのですが、今回は病院様が指定された内容で進めました。
(前回のブログ記事に三澤が考えたインタビュー内容の詳細が載っておりますので、よろしければ こちらからご覧ください)

カメラのセッティングが完了し、先生方にピンマイクをお付けして、「いざインタビュー開始!」となると、やはり最初は緊張される方が多く見受けられました。
数人に囲まれながら、カメラの前で話す機会というのもなかなか稀有だと思いますので、無理もないです。
ですが、一つ二つとインタビューに答えていただくうちにだんだんと皆さんの緊張も解け、最終的には楽しげにお話を聞かせてくださりました。
撮影している側としても、そのような様子を見ていると嬉しい気持ちになりますね。

これらの他にもNICUや社員食堂を巡ったり、先生方のカンファ風景の撮影をして3日目の撮影は終了しました。

4日目

いよいよ出張最終日です。
この日は院長の撮影と正面玄関の空撮がメインのスケジュールでした。

 

◼️ 院長の撮影

院長の撮影は病院の内側にあるお庭と、講堂でインタビューを行いました。
実は2日目にも撮影を試みたのですが、日照や天候の影響もあり、なかなか双方の満足する画が撮れませんでしたので、4日目に改めて撮影をさせていただくことになったのです。
この日は晴天かつ風も控えめでしたので、空撮のコンディションも良く、カメラとドローンを用いて、インタビューや院長のお姿をたくさん撮影させていただきました。
院長も一つ一つの質問に真摯に向き合って下さり、病院に対する熱い思いが伝わってくる、とても素敵なインタビュー映像を撮ることができました。

 

▼ 院長がお見えになる前に画角を確認する様子

画角を調整している様子

 

◼️ 正面玄関の撮影

さて、約2日半に及んだ撮影ですが、こちらでラストになります。
正面玄関は病院の顔でもありますので、他の空撮以上に時間がかかるのではないか?と個人的には思っていたのですが、想像以上にすんなりと撮影が進み、なんと20分ほどで終了してしました。
その場でデータをチェックしたのですが、立派な病院の外観と、その横を空港と三宮を繋ぐモノレールが沿うように駆け抜けていく、神戸市内を支える病院様らしさを強く感じることができる映像が撮れていました。
カメラマンと操縦者も含めた全員が「いい画が撮れた!」と満足そうな表情をしていたのを覚えています。

 

以上で撮影の全行程が終了しました!
打ち合わせから撮影まで、ご協力いただいた病院側の皆様には感謝の気持ちでいっぱいです。おかげさまで素敵な素材をたくさん撮ることができました。

さいごに

個人的に印象に残った場面をピックアップしてお伝えいたしましたが、いかがでしたでしょうか?
私自身初めて撮影に同行させていただいたこともあり、まだまだ書き足りないくらい多くのエピソードがありますが、本当に長くなってしまうのでこのくらいにさせていただきます。

動画が完成するのはもう少し先ですが、私も待ち遠しい気持ちでいっぱいです!
実際に公開された際には改めてお知らせをさせていただきますね。

ここまでお読みいただきありがとうございます。
来月から当ブログの更新頻度が増える予定ですので、ぜひ次回の記事もお読みいただけると嬉しいです!それでは。